@長寿命・高耐久
当社小型燃焼機は主に
ステンレス(SUS304)で製作することが特徴です。
ステンレスは耐腐食性と耐熱性に優れていますが、小型焼却炉にステンレス材を採用することは避けられてきました。しかし、当社独自の炉構造やエアー技術により、
鉄製品に比べ約2倍の製品寿命が実証されました。(当社実績より)
小型焼却炉は大型焼却炉と違い、過酷な環境下に設置されることが多いです。ステンレスは鉄と異なり、低温脆弱性がなく、紫外線や腐食の影響など受けにくいのが特徴です。
長期間、初期の製品品質を保ちつつご使用いただけます。
A熱エネルギーの有効利用
当社製品(水冷式)は焼却熱で、
温水を作ることが可能です。給湯、暖房、乾燥、様々な用途で活躍します。
原油使用量を減らせるため、CO2削減にも貢献でき、
省エネルギー機種として国の補助金対象にもなりました。
保温タンクと併用することもでき、焼却炉を稼働させていない冬季の夜間でも温水(40℃程度)で供給可能*1 です。
温泉施設や農業用ハウスでは、下記のような使用実例がございます。
*1 供給温度は燃焼条件により異なります。
その他にも多くのご使用方法がございます。詳しくはお問合せください。
B特許炉構造
独自の炉構造から驚きのスピード焼却を実現し、“
無煙化”を実現します。
炉には、燃焼酸素を送る “燃焼パイプ” があり高圧エアーを炉内に供給します。
エアー量は調節ができるため、エアーの過剰供給や供給不足の心配がありません。暖機運転は特に不要で、立上時から素早い800℃以上の
高温燃焼が可能です。ダイオキシン排出抑制や原油の削減にも寄与します。
燃焼用と集塵用の2台のブロワーが付属しています。*1それぞれの機構が独立したブロワーを使用しているため、より
安定した燃焼が可能になりました。
静音性に優れるブロワーカバーも搭載しています。
完全焼却により、残灰も少ないのが特徴です。参考として、124kgのごみが焼却後には3kgになりました。残灰率は約2.3%です。
C低公害
当社製品のダイオキシン排出量の少なさは業界トップクラスです。
特許炉構造と燃焼技術により、
ダイオキシンは国の基準値の約5〜50%以下*1 に抑制します。その他の規制項目も、国の基準値をクリアしています。
*1 当社実績値。
焼却炉には集塵機(サイクロン)も付随し、燃焼用ブロワと別に集塵用のブロワを搭載しています。これにより、煤塵排出も抑制します。
AB型は、焼却炉本体に内蔵され、B型やトクB型等は炉と集塵機がそれぞれ独立しているので、より強力な煤塵除去が可能です。
排煙温度は200℃以下で
温暖化防止に寄与します。
集塵機を水冷式にしたタイプ(トクB型等)では、800℃以上の燃焼ガスを200℃以下までに急激に下げ、ダイオキシンが発生しやすい300〜400℃の温度域の時間を少なくします。蒸気パイプを煙突に差込む方式にした場合、冷却効果に加え白煙防止効果があります。
特別な操作や機構は無いため、簡単です。
*排ガス平均温度は当社実測値。
D利便性
焼却炉の操作は難しそう、担当者しか分からない、使い方にコツが必要などはございませんか。
当社製品は、煩わしい操作、使い方は不要です。資格・知識は不要で、
誰でも簡単に使用が可能です。
本体電源を入れて、着火するだけで、焼却後もタイマーモードで自動OFFになります。
このボタンを入れた後にこの操作をして、ボタンを確認、操作、、というような難しさはありません。
管理や手入れが楽なのも当社の特徴です。
焼却炉は必要な機能を最大限に活用していただくため、部品点数を極力少なくし、
管理や手入れも簡単に行っていただけるような仕様です。
例えば、通常の炉内のエアー供給ノズルは、常に800℃以上の環境下にあるため、熱損傷や劣化が起こりやすい部分です。当社の燃焼パイプ(PAT製品)
は、簡単に入替が可能な構造になっているため、過酷な炉の中でも
常に新品と同等な性能を維持できます。
E豊富な製品ラインナップ
様々な生活様式や材料の多様化により、焼却炉も各ユーザー様に合わせて多様化しています。。
当社は1枚の鋼板から、すべて自社での手作りです。そのため、特別設計やカスタマイズなどお客様のご要望に合わせた
オンリーワン焼却炉の製造が可能です。
既製品についても、多くの業種や焼却物に応えられるように
多くのラインナップを揃えています。
また、新規導入や改造等他のお悩みについてもご相談ください。
現地視察やご提案なども承ります。ご相談は
こちら から。
当社製品は廃棄物の処理及び清掃に関する法律の構造基準に適合した焼却炉です。
また、ダイオキシン類特別対策措置法の適用対象外のため、基本的には届出不要*1 です。必要に応じまして、構造基準適合証も発行いたします。ご不明点やご質問等ございましたらお気軽にお問合せください。
焼却炉に関する法律は以下の通りです。
*1一部地域は除く。
@廃棄物の処理及び清掃に関する法律
現在、当社の販売品はイ)〜ホ)の以下の基準を満たした設計です。
イ) 空気空気取入口及び煙突の先端以外に焼却設備内と外気とが接することなく、燃焼室において発生するガス(以下「燃焼ガス」という。)の温度が摂氏800℃以上の状態で、廃棄物を焼却できるものであること。
ロ)燃焼に必要な量の空気の通風が行われるものであること。
ハ)外気と遮断された状態で、定量ずつ廃棄物を燃焼室に投入することができるものであること。(ガス化燃焼方式その他の構造上やむを得ないと認められる焼却設備の場合を除く。)
ニ)燃焼室中の燃焼ガスの温度を測定するための装置が設けられていること。
ホ)燃焼ガスの温度を保つために必要な助燃装置が設けられていること。
Aダイオキシン類対策特別措置法
現在、当社の販売品は火床面積0.5m2未満、焼却能力50kg/h未満です*2。
火床面積0.5m2以上、焼却能力50 kg/h以上の廃棄物焼却炉は以下の義務があります。
1.届出の義務
設置60日前までに、都道府県知事に届出をすること。
2. ダイオキシン類の測定
年1回以上排ガス・ばい塵・焼却灰等を測定し、報告すること。
3.ダイオキシン類
火床面積0.5m2以上2m2未満または、焼却能力50kg/h以上200kg/h未満の廃棄物焼却炉の場合は、
排ガス …… 5 (ng-TEQ/m3N )
ばい塵、焼却灰 …… 3 (ng-TEQ/m3N )です。
*2 一部機種除く。
B消防法
C大気汚染防止法
D騒音規制法
E労働安全衛生
F建築物基準法
B〜Fのいずれの法律もクリアしていますが、従来機種や改造等により異なる場合がございます。
ご不明な場合はお問合せください。